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プリマス(Plymouth)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州東部に位置する町。ボストンの南東約64kmに位置し、マサチューセッツ湾の一部、プリマス湾に面する。同町の北西に位置するブロックトンとともにプリマス郡の郡庁所在地となっている。人口は51,701人(2000年国勢調査)。 プリマスはメイフラワー号でこの地に上陸した清教徒、ピルグリム・ファーザーズが入植したマサチューセッツ最初の入植地である。現在では「アメリカの故郷」(America's Hometown)と呼ばれ、人気の高い観光地となっている。 == 歴史 == 「プリマス」という地名は、ヴァージニア植民を試みた人物であるジョン・スミスによって命名された。これは、いわゆる「巡礼始祖(ピルグリム)」が訪れる前のことであり、1620年以前の地図でもプリマスの地名は確認されている。 1620年、イギリスからの入植者、ピルグリム一行がメイフラワー号で大西洋を横断し、このプリマスに上陸した。ピルグリム一行は最初コッド岬の先端に位置するプロビンスタウンに上陸したが、土壌があまり良くなかったため、上陸後すぐにプロビンスタウンへの入植を断念し、そのままマサチューセッツ湾を渡ってプリマスにやってきたのである。こうしてプリマスはマサチューセッツ初、他地域を含めてもジェームズタウンに次いでアメリカ史上2番目のイギリス人入植地となった。やがてワンパノアグ族インディアンらを虐殺しながらの入植は進み、プリマス植民地を形成していった。プリマス植民地は、1691年に隣接するマサチューセッツ湾植民地に吸収合併された。 その後、プリマスでは造船業や漁業が発達した。1825年に設立されたプリマス・コーデージ社(Plymouth Cordage Company)は、ロープ・紐類製造の代表的な企業であった。同社は1960年代に至るまで隆盛を迎えていたが、その後は他社の合成繊維製ロープが幅をきかせるようになり、衰退していった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プリマス (マサチューセッツ州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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